足利市は室町幕府を開いた足利氏発祥の地で、足利市坂西地域には歴史ある社寺も点在しています。また春は桜、秋には紅葉など四季折々の美しい景色を楽しむこともできます。ぜひ一度お越しになってください。
足利市坂西地域の史跡
1 佛手山 金剛王院 鶏足寺(こんごうおういん けいそくじ)
〒326-0141 栃木県足利市小俣町2748-1
TEL:0284-62-0276
URL:https://keisokuji.jp/
https://www.instagram.com/keisokuji/
宗派 真言宗
創建 大同四年(809年)
本尊 釈迦如来
本山 長谷寺
大同四年(809年)、平安時代の初期に「鳴山」は歴史の表舞台に現れます。奈良東大寺の定恵(じょうえ)上人が、「鳴山」より生まれたこの石仏を山の麓に移し、釈迦如来をお祀りして「世尊寺一乗坊」というお寺を建てたのが鶏足寺のはじまりです。
仁寿元年(851年)、比叡山の円仁上人(慈覚大師)によって、寺の山号は「仏手山」、院号は「金剛王院」と定められました。境域を大きく広げ、釈迦堂を始めとした八つの寺坊や山王社・蓮池などがつくられたたことで、お寺の構えが整いました。高台にあり、趣きのある静かなお寺は、四季折々の植物が境内を彩り、春には桜、秋の紅葉は見ごたえがあります。
令和五年(2023年)ももいろクローバーZの「MONONOFU NIPPON feat.布袋寅泰」ミュージック・ビデオの撮影も行われました。
ミュージックビデオはYoutubeで観ることが出来ます。
https://www.youtube.com/watch?v=JEAG5CULYtw
2 諏訪山 千蔵院 蓮華寺(せんぞういん れんげじ)
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町308
TEL:0284-62-1622
URL:https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p001146.html
宗派 真言宗
創建 江戸時代初期
本尊 千手千眼観世音菩薩
本山 長谷寺
武田氏の末裔、青木家が創建との伝承があります。
足利市指定重要文化財に指定された木造 閻魔王座像が忿怒の相で南方を睨み、人々の安全・息災を見守っています。
また、千蔵院は足利市坂西商工会が主催する軽トラ市の拠点となり賑わいます。
3 笛吹山 恵性院 不動寺(えしょういん ふどうじ)
〒326-0141 栃木県足利市小俣町1493
TEL:0284-62-1718
URL:https://eshoin.jp/
宗派 真言宗
創建 延文元年(1356年)頃
本尊 不動明王
本山 奈良県 長谷寺
平安末期に真言宗別格本山鶏足寺末として吽誉法印により明月院と称し開創されました。本尊は不動明王立像、脇侍衿迦羅、制多迦二童子立像再彩色、薬師如来像、五輪塔、法印尊光があります。
また、当山境内墓地に、栃木県指定重文の「稚児の碑」という石碑があります。足利の伝説として残る稚児と郷土の娘の悲恋物語が秘められています。
4 三嶋山 長福院(ちょうふくいん)
〒326-0141 栃木県足利市小俣町391
TEL:0284-62-8196
URL:http://choufukuin.com/
宗派 真言宗
創建 鎌倉時代~南北朝時代
本尊 薬師如来
本山 長谷寺(奈良県桜井市初瀬町)
長福院は人々の生活と密着して、「身近な存在」として歴史を歩んできました。江戸時代中頃には現在地に再建され、古くから織物の町として発展してきた小俣町で、人々の安寧を祈り続けて現在に至ります。
毎月行っている法話と写仏の「安心行の集い」、子供から年寄りまで参加する春の「お花まつり」や秋の「みんなのコンサート」、皆さんの諸祈願をサポートする「護摩祈願」、また真言宗におけるマインドフルネス瞑想といえる「阿字観」の体験講座など、さまざまな行事を開催しています。このほか、市文化財に指定されている「観心十界図曼荼羅」を特別公開する「曼荼羅絵解きの会」が開催されます。
5 鎮護山 正蓮寺(しょうれんじ)
〒326-0103 栃木県足利市粟谷町477
TEL:0284-62-1246
URL:https://www.shourenji.jp/
宗派 真言宗
創建 建久年間(1190~1199年)
本尊 大日如来(胎蔵界)
本山 高野山金剛峯寺
今から800有余年前の建久年間(1190~1199年)に、新田大炊助義重公(義貞公の祖)が、太田金山の鬼門除けに創立した寺院で、開山は鎮如法印です。
当時、境内に蓮池があったことから青蓮院と名付けられました。ところが、行基作の観自在菩薩を安置し、後、徳川家康公から御朱印50石を賜ったとき、誤って正蓮寺と記入されてしまって以来、青蓮院を正蓮寺と言うようになりました。
正蓮寺は、自然環境に恵まれた約一万坪の境内地を生かし、桜や紅葉をはじめツツジや紫陽花等四季折々の花や散策道を整備したことで、訪れる人の心を和ませています。また、時代の要請により、永代供養墓・樹木葬墓地・ペット霊園やペット斎場も整備し、檀信徒以外の人々も訪れる寺となっています。
6 白華山 養源寺(ようげんじ)
〒326-0102 栃木県足利市板倉町155
TEL:0284-62-1068
URL:https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p001160.html
宗派 臨済宗
創建 平安末期
本尊 釈迦如来
本山 妙心寺
当山開山泰亀円了大和尚は、琉球国の東岐の出身で、父は頴氏、母は楷氏とされています。16歳の時に出家得度し経論等を修し、宋代中国に渡り数年間径山・雪竇山・天童山等に安居されました。その後、日本に渡航し諸国を遍歴し、この地に至り当山開基源義国公と出会い知己を通じました。
義国は泰亀和尚を開山として「寳幢寺(宝幢寺)」を建立し、これが当山の前身となりました。当初宗旨は真言宗に属しましたが、その後寺号を「養源寺」と改め臨済宗円覚寺派に改宗しました。
養源寺には、足利市文化財の木造釈迦如来文殊菩薩普賢菩薩三尊像があります。
7 端藏山 宗泉寺(そうせんじ)
〒326-0101 栃木県足利市松田町1235
TEL:0284-61-1326
URL:http://sousenji.com/
宗派 曹洞宗
創建 正和三年(1314年)
本尊 延命地蔵菩薩
本山 永平寺(福井県)、總持寺(神奈川県)
當山は南叟周岳大和尚を開山とし、松田彦五郎頼持(宗泉寺殿鉄心宗肝大居士)を開基として、正和三年(1314年)に創建されました。
その後災火にあい、天正十七年(1589年)に再建されたが、明和六年(1769年)再び堂字焼失し、書類等悉く灰燼に帰したといわれます。
境内は自然に恵まれ、春は梅、桜、つつじ。夏は紫陽花。秋は萩、紅葉。冬は南天(難転)と四季折々の花が、訪れる人の目を楽しませ、人々の憩いの場となっています。坐禅会や読経会、各種イベントもおこない、広く門戸を開放し開かれた寺として親しまれています。
8 医王残損覚院 東光寺(とうこうじ)
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町224
TEL:0284-62-0473
URL:https://www.ashikaga-kankou.jp/spot/tokoji
宗派 真言宗
創建 仁寿元年(851年)
本尊 薬師如来
本山 根来寺(和歌山県)
大同四年(809年)、平城天皇の勅命により東大寺の僧定恵上人が小俣に下り世尊寺(後の鶏足寺)を開きました。その時に、上品・中品・下品に分け二十四坊が建立され、東光寺はその中の一坊でした。
足利市指定文化財を3点有するお寺です。
江戸時代後期の木造大黒天立像が祀られています。東光寺の大日堂にある鉦は天明五年(1785年)に作られたもので、天明鋳物の歴史上大変貴重なものです。
足利七福神めぐり社寺の一つで大黒天<五穀豊穣・福徳開運>のお寺です。
9 鹿倉山 無量院 蓮華寺(むりょういん れんげじ)
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町2003
TEL:0284-62-0841
URL:https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p001047.html
宗派 真言宗
創建 天慶三年(940年)
本尊 阿彌陀如来
本山 長谷寺(奈良県桜井市)
平将門の乱の折に、勅命により降伏の護摩厳修のため、都より小俣鶏足寺に下られた法印定海上人が、降伏祈願成満の後に当地に草庵を結ばれたことに始まります。
その後は不明ですが、足利市の文化財として、鎌倉時代後期の弘安十年(1287年)から、南北朝時代の慶安七年(1374年)までの16点の板碑が保存されています。
江戸・明治・大正・昭和・平成にかけて真言宗慈猛流を伝える別格本山鶏足寺の末寺、鶏足寺に晋山する住職や隠居寺にされる住職を多数輩出する寺、弟子養成の寺、当地の日枝神社の別当を兼ねる寺としてその名を馳せ伽藍諸堂も整備されています。
10 向陽山 光泰寺(こうたいじ)
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町2168-1
TEL:0284-62-0875
宗派 曹洞宗
創建 慶長元年(1596年)
本尊 釈迦牟尼仏
本山 永平寺、總持寺
慶長元年、小俣城主渋川相模守の臣市場長七郎氏が当寺を建立し、埼玉県の昌福寺七世・勅賜圓明正続禅師・臥竜伊天大和尚を請して開山しました。
市場氏の先祖は市場備中であり、毛里田市場国宥寺旧塁は金山からの出城にして城内は市場備中の居た処です。
本堂欄間の用材は寺有のもので、日光東照宮造営の際、当寺に寝起きして彫刻したそうです。東照宮と同じ岩絵の具を使用していて、両面彫りにした逸品です。
11 松田山 喜福寺(きふくじ)
〒326-0101 栃木県足利市松田町224
TEL:0284-61-1517
宗派 臨済宗
創建 明応六年(1497年)
本尊 釈迦如来
本山 妙心寺
明応六年(1497年)の創建で、開山は正庵禅師。開基は足利成氏(古河公方)で本尊は釈迦如来、主尊は宝冠釈迦如来坐像で木造、総高112cm、脇侍は文殊菩薩騎獅像と普賢菩薩騎象像、ともに木造、像高34cm、半鐘は銅製、総高66cm、口径40.6cm、駒の爪は肥大、江戸時代に作られました。
12 篠生神社(ささごじんじゃ)
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町2丁目2−2
URL:https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p000951.html
葉鹿村の明治初期の文献によると、『斉明(さいめい)天皇ノ御代(655年頃)出雲国(島根県)出雲郡杵築(きずき)ノ神社ヨリ遷座(せんざ)ス』『欅ノ大木数本アリ』と記されています。
(遷座とは御神体の座を他に移すこと)当神社周辺には、「宇津木(うつき)遺跡・西山遺跡・熊野山古墳群など遺跡が多く、古代、「土師(はじ)」と言う土器や埴輪・古墳などを作る人たちが多く住んでいた事から、土師が「はじか」の地名の語源と言われ、後に「初鹿(はじか)」「葉鹿(はじか)」などと書くようになったと言われています。
昭和四年、熊野山古墳(北へ約1キロ)から出土した「童女の埴輪二体」うち一体は上野の国立博物館に、一体は葉鹿小に永く保存され、現在は小俣のふるさと資料館にそれぞれ保管されています。このような風土の中、古代の人たちの心の支えとして、社(やしろ)を出雲国からこの地に移し祀ったものと考えられます。
後方の杜(もり)は、昭和六一年「篠生神社の社叢(しゃそう)」として足利市の天然記念物に指定されています。(社叢とは社に草木のむらがり、あつまる意)
御神木の欅は、樹齢約400年幹回り約3.6メートル、かつては約千年とも云われる欅の大木が数本あったと古老は語っています。
春の新緑・夏は時鳥(ほととぎす)や梟(ふくろう)の鳴くこともあり晩秋、落葉の頃は特別の趣があります。
また江戸時代、名勝「葉鹿八景」のうち「篠生晴嵐(ささごのせいらん)」と選定されています。
明治六年、「葉鹿学校」が開校され同八年には篠生神社境内に新築、同二八年「葉鹿村役場」が置かれ、以後この地は、神聖なる神社と勉学・行政の場でもありました。
「五穀豊饒・金運招福・災難除け」等の御神徳があり、「良縁の神」「学問の神」でもあります。
13 日枝神社(ひえじんじゃ)
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町2256
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昔、 土師の里比古谷(今の彦谷)に鎮座し「山王権現」と名乗っていましたが、 神仏分離令により「日枝神社」と改称しました。ですが土地の人々は今でも「山王様」と呼び、 尊崇しています。
主祭神は「大山咋神」で、 秋に大祭を行っています。(春は湯殿山神社の大祭)
鎮座ついては、 一説に「無量院の鬼門除け」とする説もあります。
「彦谷」には、 縄文早期から後期にかけての遺跡があることや、 古墳群もあることから、 古代の「土師郷」の発祥の一地域とも考えられています。
当神社の本殿(奥宮)には、 明治三二年板製墨書の(表):「日枝神社(猿田彦命/大山祇命/大咋之命)御神璽」(裏):「由緒、長島覺三郎拝書、信徒惣代9氏名」が奉納されてます。また、新たな発見ですが「篠生神社」の木製祠が、向かって右側に祀られ、 先の神璽と同年銘の(表):「篠生神社神璽」(裏):「大昔土師の里守神を分祠せし・・・」神璽が存在します。 さらに大正五年に合祀した「山神社神璽」もあります。
14 熊野神社(くまのじんじゃ)
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町1348
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拝殿内の額には「熊野山」の山号があります。旧地名も旧社名も「熊野堂」と呼ばれ、神仏集合の時代を思わせます。
本殿の向拝正面には鶴が刻まれ、木鼻は正面に獅子、側面に漠が刻まれています。
また、胴三面には絵が描かれているようですが、劣化により現在は当初の様子を見ることができません。
「熊野神社」というと一般的に、紀州の熊野三山の祭神である「熊野権現(熊野大神)」を勧請した神社を言いますが、「葉鹿の熊野神社」は、由緒不詳ですが「祭神」からして勧請がどうも違うようです。
紀州熊野三山:(本宮)家都美御子大神(熊野坐大神、熊野加武呂乃命)(新宮)熊野速玉大神 (那智)熊野夫須美大神
出雲熊野大社:伊邪那伎日真名子加夫呂伎熊野大神櫛御気野命(1柱)
以前から「紀州ではなく出雲らしい」という言い伝えがあることや、市内の飯田治雄宮司も「ここの神社は、紀州ではなく出雲系のような気がする」と話されたことがあります。
また、背後の古墳から人物埴輪等が出土したという、立地位置などからしても、「創建は古代にさかのぼるのではないだろうか」と考えられています。
15 春日神社(かすがじんじゃ)
〒326-0141 栃木県足利市小俣町2930
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江戸時代初期に建立されたと推定されます。
本殿は県指定文化財に指定されています。
この本殿は享保一二年(1727年)再遷で、建物は多くの彩色が施され、正面の桟唐戸には春日神社にふさわしい鹿の浮彫を、両側壁板および背面壁板にも彩画が描かれていますが、本殿の装飾部分は極めて少なくなっています。屋根の柿葺・棟橋鬼板・大棟箱棟等は享保一二年に修理した当時の姿を残しています。総体には江戸初期の建築様式が随所に現れ、特に象の彫刻は桃山期の名残をとどめている市内に数少ない古建築となります。
16 熊野神社(熊埜神社)(くまのじんじゃ)
〒326-0141 栃木県足利市小俣町672
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熊野神社(熊埜神社)は大永六年(1526年)に紀州熊野から熊野権現を勧請して創始され、天保年間に再建された神社と言われています。
天保七年9月再建されました。
一の鳥居前には「村社 熊埜神社」と二の鳥居の左には「織姫神社」の石柱が建てられています。
御祭神は、伊弉諾命、速玉男命、事解男命。
17 雷電神社(らいでんじんじゃ)
〒326-0102 栃木県足利市板倉町1511
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雷電神社の総本宮は群馬県板倉町にあります。
嘉永六年(1853年)、安政の大獄が始まる幕末の頃に建立されたと言われています。
雷電神社は標高150mほどの要害山に築かれていていて、板倉城の中にあります。
要害山は足利百名山に選定されています。
傾斜のある石段をのぼると岩場があり、山神宮の石碑があります。
18 板倉神社(いたくらじんじゃ)
〒326-0102 栃木県足利市板倉町436
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栃木県内で2番目に大きい大形石棒がある神社です。
石棒は緑泥片岩という石でできていて、縄文時代中期のもので両頭、長さは1m53㎝あります。石棒は、栃木県指定重要文化財に指定されています。
板倉神社には「神迎祭(おかえり)」と言う神事があり、足利市重要文化財(民俗文化財)に指定されています。
拝殿裏の階段を登った所に本殿があり、正徳五年の水盤があります。
御祭神は大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命の三柱の神様をお祭りしてあり日光二荒神社の分霊となっています。
資料館
1 足利市ふるさと学習・資料館
〒326-0141 栃木県足利市小俣町3306
TEL:0284-62-0246
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000170/p004521.html
平成九年(1997年)3月に、閉校した旧小俣第二小校舎を活用し、翌平成十年4月にオープンしました。地域の歴史や民俗の紹介、企画展の開催、市内の小学3年生の社会科見学、生涯学習の場として利用されています。
1階は小俣地区出身の実業家で、現在のJR両毛線開通に尽力した木村半兵衛の常設展示で、市西部地域を中心とする遺跡から出土した石器や土器などを展示しています。 葉鹿熊野古墳から出土した「二人童女」の埴輪も見どころの一つです。
織物生産の盛んだったことから、織機や糸車、足利銘仙の着物やポスター、特産品のトーションレースの国産第1号機なども並びます。
2階は農工具、戦争に関する物品、昭和二十、三十年代に使用されていた生活用品など民俗資料が中心です。
足利市坂西地域の祭事
足利市坂西地域には古くから続く歴史ある行事や、毎年恒例で行われる行事がいくつもあります。
1 葉鹿祇園祭
葉鹿仲町自治会館
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町448-1
TEL:0284-63-0654
葉鹿仲町の屋台 観覧のご案内
10名様以上で事前にご予約を頂ける場合に限り、屋台を公開いたします。ご希望の方は上記までご連絡ください。
葉鹿祇園祭は毎年7月に2日間開催されるお祭りです。
迫力のある屋台の巡業やお神輿をはじめ、お囃子やダンスや演奏など子どもから大人まで楽しめます。
葉鹿仲町の屋台は梁の銘文によれば、江戸時代後期の文政年間(1818-1831年)起工し、天保六年(1835年)に大改修が行われ、現在の屋台の形態になったとされます。屋台は毎年7月の葉鹿祇園祭りの移動舞台として使用され、昭和三十年代までは町内を練り歩いていました。
昭和三十五年(1960年)、屋台は当時の坂西町指定文化財に指定され、文化財としての保護が図られるようになりました。しかしその後、半世紀あまりが過ぎ、長年の屋台の組立・解体の繰返しによる部材の経年劣化が進行し、早急な修繕が必要となりました。
そこで平成二十七・二十八年度に「足利市文化遺産を活かした地域活性化事業」による大規模な修理が行われ、痛んだ部材の交換や彩色彫刻の塗り直しなどを経て、往時の姿に復元されました。現在は平成二十九年(2017年)に完成した屋台庫(やたいぐら)に納められており、地域の人々に大切に継承されています。
彫り物は2種類あり、正面舞台欄間上部の玄武と麒麟、背面の棟後端の鬼など、文政期につくられた彩色豊かな彫り物と、正面破風の龍と鳳凰、棟前端および舞台欄間の龍といった、天保の改修時に塗り替えまたは新たに付け足された金泥を施した彫り物があります。
これら彫り物の彫刻師は、梁の銘文によれば「野州冨田宿 彫物師 磯辺儀左衛門」とあり、江戸末期から明治中期にかけて旧大平町(現栃木市)を中心に多くの社寺彫刻を手掛けた磯部一族の一人、4代目磯辺儀左衛門信秀(いそべぎざえもんのぶひで)(1765-1836年)とみられます。
葉鹿町にはこの他、葉鹿上町・葉鹿下町の屋台(市指定)の彫刻や東光寺の木造 大黒天立像(市指定)、千蔵院の山門彫刻など、儀左衛門の作品がいくつか伝わっています。
葉鹿仲町の屋台(足利市サイト)
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p001118.html
葉鹿上町の屋台(足利市サイト)
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p001115.html
葉鹿下町の屋台(足利市サイト)
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p001107.html
2 石尊山梵天揚げ
開催場所
〒326-0141 栃木県足利市小俣町 石尊山(小俣町)
駐車場 叶花(かのうけ)集会所
開催日 8月14日 ※毎年同日開催
午前3時より護摩供養、午前4時より開始
原始的な太陽信仰を伝える「石尊山の梵天祭り」は月遅れ盆の8月14日早朝に行われる行事です。神仏習合時代の石尊山信仰を色濃く残し、奉納される梵天が異色の形態をとることから民俗文化財として貴重なものであり、栃木県無形民俗文化財に指定されています。当日は、ふもとの不動堂で鶏足寺住職による護摩供養と安全祈願ののち、心身を清めた白装束の若者達の手によって午前4時、山伏のホラ貝を合図に15mもある御柱(杉丸太)と7月末に作られた250体余りの梵天(幣束)を石尊山にかつぎ揚げ、日の出とともに山頂に打ち立て、石尊神社奥宮に奉納します。
山頂でお柱が立てられ、その杉丸太を登り先端の名板・帝釈天・幣串を取り、家内安全・商売繁盛を願って家に持ち帰り飾るというお祭りです。
足利市観光協会公式サイト引用
https://www.ashikaga-kankou.jp/event/sekisonsan
3 板倉神社の神迎祭(おかえり)
〒326-0102 栃木県足利市板倉町436
URL:https://www.ashikaga-kankou.jp/event/okaeri
板倉神社の神迎祭(おかえり)は足利市重要文化財(民俗文化財)に指定されている神事です。
毎年旧暦11月初午の夜に行われる神事です。
国内の神々は、旧暦10月(神無月)に出雲大社に集合し旧暦11月1日に国元へ帰るとされますが、板倉神社は出雲大社と親戚のため、残務整理をしてから一足遅れて旧暦11月初午の夜帰ってくるといわれ、この夜に「神迎祭(おかえり)」が行われます。
朝から氏子は大きな注連縄飾りをして準備し、夜になると氏子達は神殿に集合してお祓いを受けます。各自白丁を着て、高張提灯、太鼓、ホラ貝、神主、神輿、高張提灯の順に行列をつくり、前後左右にお賽銭箱を持ち、氏子の老若男女も手に手に家紋の入った提灯を掲げて「ダイショ、ダイショ、オムカイショ」と唱えながら村境の大前坂まで行って神を迎え、行列を組んで板倉神社、さらに松田神社へと神霊を遷して終わります。
足利市坂西地域のアクティビティ・レジャー
足利市坂西地域には大人からお子さままで大自然のなかで外遊びを満喫できるアクティビティ・レジャー「アウトドア遊び」がいっぱいです。
川や山など...春夏秋冬一年を通し、季節ごとにさまざまな表情を魅せる大自然でしか味わえない、アウトドア遊びをぜひ満喫してください。
1 松田川ダム
〒326-0101 栃木県足利市松田町3450
URL https://www.pref.tochigi.lg.jp/h07/matudakawadam.html
松田川ダムは平成8年3月に完成した、高さ56mの重力式コンクリートダムです。ダムの上流にはキャンプ場、下流側にはキャンプ場・バーベキュー場、ふれあい広場(公園)があり、水遊びができるため、小さなお子さん連れの家族で夏場は特に多くの人が訪れます。
2 RECAMP足利(松田川ダムふれあい広場)
〒326-0101 栃木県足利市松田町2695-3 松田川ダムふれあい広場
URL https://www.recamp.co.jp/recampashikaga
予約サイト https://www.nap-camp.com/tochigi/12518
都内から2時間圏内でファミリー&ソロに人気なキャンプ場です!松田川が流れ、小さなお子さまも水遊びが楽しめます。レンタル品もあり初心者さんも安心です。日帰りバーベキューやデイキャンプもできるキャンプ場です。
3 城山カントリー倶楽部
〒326-0141 栃木県足利市小俣町4008
TEL 0284-62-3131
URL http://www.shiroyamacc.co.jp/
豊かな森林や山峡をコースに取り込んだ丘陵コースです。周囲の自然を活かしながら、訪れた多くのゴルファーから高く評価されています。
4 つつじヶ丘カントリー倶楽部
〒326-0102 栃木県足利市板倉町1570
TEL 0284-64-0007
URL https://www.tsutsujicc.com/
自然を最大限に利用した優美で戦略性溢れる18ホールは、樹齢300年の本霧島つつじをはじめ30種20万本ものつつじ群と雄大な四季折々の景色がお楽しみ頂けます。
5 石尊山~深高山ハイキングコース
6 仙人ヶ岳ハイキングコース
石尊山~深高山ハイキングコース ハイキングマップ(足利市公式サイト)
足利市西部の深高山(標高506メートル)、石尊山(標高486メートル)を登る一般の方向けのコースです。
日光連山や赤城の山々、関東平野を見渡せる素晴らしい眺望と変化に富んでおり、深高山山頂は周りを木立に囲まれた広場で、東に織姫山、両崖山~天狗山の山並みを望むことができます。また、石尊山山頂は尾根道の途中にあるので、その先の見晴台での休憩がおすすめです。(足利市公式サイト引用)
仙人ヶ岳ハイキングコース
ハイキングマップ(足利市公式サイト)
栃木県と群馬県の県境にそびえる足利市内で一番高い山の仙人ヶ岳(標高663メートル)を登る健脚の方向けのコースです。
コース内には、難所として知られる鎖を使って登る高さ10メートルほどの「犬帰り」がありますが、自信のない方向けに巻道もあります。頂上付近は平坦で、木々の間から赤城、日光の山々が顔をのぞかせます。また、松田川ダムを一望できるポイントもあります。(足利市公式サイト引用)
7 東葉館
〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町1981
TEL 0284-62-0136
URL https://www.sakanishi-map.com/shop/toyokan
URL https://toyokan-jizo.com/
明治末期創業 〜歴史とともに愛される温かいおもてなしの湯宿〜
東葉館は地元の方々から長く愛されている老舗旅館です!
10室の小さな旅館だからこそ、ゆったりとお寛ぎいただけます。
歴史の町「足利」で旬の味覚と温泉をお楽しみください♪
事務局:坂西観光協会(足利市坂西商工会内)
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/industory/000061/000903/p002736.html
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(土日祝日・年末年始を除く8:30~17:15)
FAX 0284-62-7124